腹が立つのはニュース等でも報道されているようにこれらド赤字で倒産寸前(実質的に倒産している)の会社が政府から多額の
資金注入を受けている状況にあるにもかかわらず役員連中が数千万円、数億円というボーナスを受け取っているということである。
本来であれば「経営責任」を取って自分の家屋敷を全部抵当に入れてでも金を作ってそれで会社の建て直しを図ったり、社員、
従業員の生活を支える努力をするのが当たり前の人間のすることであろう。
文句が出たら「半分返却するからいいではないか」という発想。 泥棒をしてばれたら「金を返せばいいだろう」という発想に似ている。
それで無罪放免になるほど社会的責任は軽くない。
全く逆のことをしているのがアメリカの企業経営者である。日本の人員整理よりも遥かにたちが悪いのがアメリカの
企業経営者、特にマネーゲームを繰り返してあぶく銭を懐に入れていたウォール街の金融会社である。彼らは何も物を作っていない、
物作りの会社ではなく、マネーゲームをしていたギャンブラーである。
それがあるとき大損をしたからといって政府から公的資金の
注入を受けて会社の建て直しならぬ、その金を役員連中の懐に入れるだけいれて後は倒産しようが野となれ、山となれという発想
なのである。まことにけしからん話である。それが自分の会社だけで終わるならまだしも世界中に不景気をばら撒いている張本人
たちである。
公的資金の投入で一般個人が恩恵を受けるのが1ドル、2ドルの話。いや、ほとんどの国民は一銭の恩恵も受けないであろう。では、
誰が恩恵を受けるか?その会社や取引先で働いている従業員は職を失わなくて済む。
しかし、当の大企業の幹部達は失業をしないどころか札束を自分たちの懐に放り込むことができるのはニュースを見てのとおり。。
影響は大きくても小さくても「臭い匂いは元から叩く」のが原則。一旦膿を出し切るのが原則。
70兆円もの金をそれらの企業、金融
会社に注ぎ込むことなく一旦完全につぶして、会社は消したあとで被害を受けた人々の救済策として70兆円をどう使うかを考える
べきであろう。
例えば100万人が失業をしたと仮定するならば(その人たちの家族、標準4人家族として)400万人が困ることになる。
100万人の労働者に100万円ずつ低利融資をしてもわずか1000億円の話である。300万円の低利融資で向こう1年間頑張って
もらっても3000億円の話である。
200万人(家族を入れると800万人)が路頭に迷って100万円ずつの生活支援をしても2000億円、1年分の生活費300万円
の融資をしても6000億円の話で1兆円にもならない。
大企業に70兆円つぎ込んでも失業者は何十万にも出る、出されてしまう。でも、その人たちには一銭の生活費もでない。
当然のこととして国民の消費は増えない、GDPは増えるどころか、マイナス成長になる。
これが金の使い方を間違えているということである。 麻生総理の発想は間違ってはいない。が、額が中途半端であるので消費はほとんど
拡大しない。一人5〜10万円、一家族で20〜40万円くらい出せば、かなりの効果が期待できたが・・・
戦前の世界大恐慌の時の大統領は金を公共事業に充てて失業者を救済した。今の政府は失業者の救済はほとんどせず
企業を救済しようとしているが、それでも何十万人という失業者が出ているが、それに対する救済は無い。「勝手にやってよ・・・」という
のに等しい。 先々明るい見通しはない。
「オギャー」っと産まれたばかりの赤ちゃんから100歳を超えるお年寄りまで一人当たりにすると2300ドルもの大金が
企業救済に使われる。4人の平均所帯なら9200ドルもの大金相当額が企業救済に使われる。
果たしてそのうちどれだけの金が戻ってくるか?