|
|
|
お世話になりたくない人の一人?
仕事の関係で人に会った。
初めて会う人だったのでまず最初は世間話に花が咲いたといっても良い。
その人の住まいはニュージャージー(NJ)州だが一番近いマンハッタン(NYC)なら15分ほどで行ける距離でありエンパイアーステート
ビルでも30分あれば行ける至近距離に住んでいる。
ちなみに俳優、歌手の加山雄三の「ニューヨークの家」(実際はNJ州にある)の
隣町という環境の町である。
|
|
|
話相手の家は敷地200坪ほどであった。
リーマンブラザーズの破綻前の住宅バブルの時までは家の値段は
1億円を軽く超えていたらしいが昨年のリーマンブラザーズの破綻以来一気に坂道を転げ落ち始めた住宅価格の
低落に伴いその家の資産価値も下がった。
現在の資産価値に付いてははっきりは言わなかったが「90万」と
言ったら(安く見立てては悪いので多少高め言った) 「もうちょっと下」と言っていた。多分、75-80万ドルだろう。
しかし、その家は35年前に5万ドルで購入した物件だそうだ。
35年前というと多分1ドルが250円の頃だと思うので
法貨にすると1250万円という計算になるが、日本にいてそれを買ったわけではなくNJに住んでいて買ったので
為替レートの話をしてもしょうがない。
25年前の話となると月給1500ドル、年収18000ドル+家賃補助$1000(月)、つまり3万ドル(税込み)で中の中の生活が
余裕でできた
時代であるからその又10年前の話となると多少安く25000ドルくらいで充分中流家庭の生活ができた次代であろうと
思う。
その時代で5万ドルということははやい話が年収の2年分で一戸建ての家が買えた時代であろう。
今や年収の2倍では
アパートやマンションですら買えない時代である。
まあ、部屋ひとつだけのワンルームマンションなら場所を選ばなければ可能性はないでも
ないが、300坪の土地付き一戸建の家等どう逆立ちしても100%以上無理な相談である。
35年前に2.5万ドルの年収が中流が現在でも中の世帯では5万ドルそこそこという程度である。
つまり、給料ベースではやっと2倍になったかどうかということだが不動産となるとなんと15−18倍ほどに上がっている。
不動産投資がいかに金を生むかはアメリカも日本も同じである。
持つ者は益々富み、持たざる者はますます貧しくなるのがアメリカ特に大都市ニューヨーク周辺の人間模様である。
しかし、課題もないではない。
毎年収める固定資産税がなんと1.4万ドルということである。 今は一時的に為替レート
の関係で法貨にすれば120万円ほどになるが、為替レートを抜きにしたドルの価値そのものは150万円かそれ以上で
ある。
早い話が毎月15万円の固定資産税を納める計算になる。
これは問題である。家計を圧迫する。
|
さて、そんな話をしているところにちょんまげを結った男性が入ってきた。
歳の頃なら50代後半。
いわゆる長髪を頭の後ろで結んでいるためちょんまげに見える。
ミュージシャンとか芸術家が良くするヘアースタイルである。
また、口ひげはプロレスのハルク・ホーガンみたいな立派なひげを生やしている。それが白髪なので余計にハルク・ホーガンの
ひげに見える(ホーガンのひげは金髪にちかいが)。
「さすが、アメリカ、日本人でも個性がある」と内心思った。
しばらくビジネスの話をしているうちに私の相手が「彼はBoundaryHunterだ」
と紹介した。
何のことが分からなかった。初めて聞く言葉だった。
その人相からして「ハンター」つまり猟で鹿とか七面鳥を撃つのが趣味の人だと思った。
ところが違った。 ハンターとは言ってもその獲物は人間だったのである。
「人間が獲物?じゃあ、殺し屋?」と思いたくなってしまう。
なにしろニューヨーク市のBronx(ブロンクス、市の北側に位置する)という犯罪地区では
わずか100ドル、200ドルという金で本当に人を殺す殺し屋があるという話を前々から聞いていたからであった。日本人が
そのような殺し屋をするとは到底思わないが。
「やばい所に来てしまったかな?」と内心思った。
しかし、そうではなかった。
聞けば「お尋ね者」「Wanted」を探し出す捜査官
であった。
早い話が刑事のようなものである。
刑事などは警察署に所属してそこで仕事をするが、そのハンター氏は裁判所から
「お尋ね者を探しだしてくれ」という依頼を受けて刑事と同じような仕事をしてお尋ね者の居場所を突き止めるところまでは
一匹狼で仕事をするがいざ逮捕という踏み込みの段階では他の警察や刑事と5-6人で組んで仕事をするそうである。
西部劇で言えば「賞金稼ぎ」みたいなものである。
ニューヨークでは一人しかいない日本人の「お尋ね者捜査官」でした。
刑事コロンボとかFBIとか色々な刑事、組織があるがその捜査官がやっている仕事もほとんど同じような内容である。
近々本を出版するそうであるからそのときにはここで紹介しましょう。
加山雄三氏のニューヨークの家の防犯対策も請け負っているとのことでした。
|
|
|