本家イギリスの英語を「キングス・イングリッシュ」と言い、アメリカの英語は「にゃーにゃー英語」と呼ばれることもある。
イギリスの英語は発音がハッキリしており我々日本人には大変聞きやすい、聞き取り易い英語である。
しかし、例外は
「コクニ」と呼ばれるイギリスの庶民がしゃべる英語であるが、日本語で言い換えるならば「なまり」である。彼らの話す
コクニ英語は日本人の誰もがその95%以上を理解できないであろうと思える。
ちょうど東北地方の完全な東北弁を話された時に聞き取り、理解ができないのに似ている。
では「キングス・イングリッシュ」はどこにあるのか、どこで話されて
いるのかだが、イギリス(England)人のわずか10−20%のハイソサエティー(上流社会)の人が話すだけである。と、イギリス人
が言っている。
もっともコクニとキングスの中間の英語を話す人もかなりいる。下流社会出身だが高等教育を受けてハイソサエティーに近い
ところに位置する人々である。
従って大別するとイギリスの英語は@キングスイングリッシュ(女王陛下の話す言葉)、A一般人の話す言葉、Bコクニの
ような下町の言葉と分けることができる。 それにスコットランドやアイルランドでも発音が違う。
例えて言えば、女王陛下の
話す言葉が「標準語」(BBC等のアナウンサーの話す英語)とした場合、Aは栃木、茨城辺り、或いは大阪や京都の人の話す
言葉に近く、Bは東北地方とか沖縄の地元の言葉と言える。
スコットランドやアイルランドの英語はBほど極端ではなくても「地方の方言」と言える。
東京育ちの人でもその言葉の半分以上が充分理解できる方言といえる。
第二次大戦後は日本の英語教育はどちらかと言うとアメリカ英語、つまりにゃーにゃー英語がその主流となっている。
キングス英語と違い発音、つまり言葉の角がとれて、つまり言葉尻が不鮮明に発音されるのを称してニャンニャンでは
なくにゃーにゃーと聞こえるためであろう。
極端な例を挙げれば Huntington等がある。日本語で言うならば「ハンティングトン」と発音するが、アメリカ人に言わせれば
「ハニントン」となる。つまり「T]を発音しないケースが多い。これはハンティングのTを発音するにはかなりのエネルギーを必要
とするが、Tを省いて「ハニントン」(Hunington)と発音すると声をだすのが大変楽になる。
教育に限らずアメリカの文化(特に映画、そしてテレビやニュースなど)の影響をもろに受けているからである。それに
アメリカはイギリスよりも大分近いところにある(グアム、ハワイはその典型)からその影響も大きい。